2 ) に対応する。したがって、 O R は
は、新しい積が に対して直角であり、かつ同じ長さであることを表している。 の長さを規定する法則が前述のケースと同じであること、すなわちその長さが掛け合わされる2つのベクトルの長さの積であることに注目されたい。しかし今や、 が「横座標」軸 上にある代わりに が「縦座標」軸 上にあるため、 の向きは直角分だけ回転している。
これまでの乗法の例において、我々はベクトル がベクトル および によって修飾されるものと見なしてきた。この思考の順序を逆転させ、ベクトル および がベクトル によって修飾されるものと考えることで、方向に関する一般法則の手がかりが得られるはずである。長さに関する法則は影響を受けず、結果として得られる長さは、二つのベクトルの積の長さとなる。拡大された (すなわち )の新しい方向は、 から へ向かう(反時計回りの)回転方向に、角 と等しい角度だけ回転させることによって求められる。この回転によって が と同一直線上に重なるのは、この特定の事例における偶然に過ぎない。同様に、 と の積を考える。拡大された (すなわち )の新しい方向は、 を反時計回りの回転方向に、角 と等しい角度だけ回転させることによって求められる。すなわち、角 は角 と等しい。