発散級数の明白な例は、、、、……、、すなわち整数の大きさを順に並べた級数である。無限大の和としてどのような数 をとろうとしても、またどのような近似の基準 を選ぼうとしても、級数の項を十分に多くとれば、その和と との差を常に より大きくすることができる。また、発散級数の別の例として、、、、……、すなわち各項が に等しい級数がある。この場合、 項の和は であり、この和は が増加するにつれて限りなく大きくなる。さらにもう一つの発散級数の例として、、、、、、、……、すなわち項が交互に と になる級数がある。奇数項までの和は であり、偶数項までの和は である。したがって、級数 、、、……、 の各項は、限りなく増加するわけではないものの、ある極限値に近づくことはない。
, , …, の和が無限大に収束するための条件は、 が増加するにつれて が限りなく減少することである、と想定したくなるかもしれない。もしそうであれば、数学は今よりもずっと容易な学問であっただろう。あいにく、その想定は正しくない。
例えば、級数 は発散する。このことが成り立つのは容易に見て取れる。なぜなら、 項の和を考えてみればよい。
( n + 1 ) 番目の項から始まるとする。これらの n 個の項は 1 n + 1 , 1 n + 2 , 1 n + 3 , , 1 2 n であり、これらは n 個存在し、その中で 1 2 n が最小である。したがって、それらの和は 1 2 n の n 倍よりも大きい、すなわち 1 2 よりも大きい。さて、無限和が存在するならばそれを変えることなく、隣接する項を足し合わせることで、級数